セールスにおける事前教育の重要性
こんにちは、迫です。
最初に、質問です。
いきなりセールスをするのではなく、ある工程をひとつ挟んでからセールスをする。
それだけで売上が5倍、10倍になる方法があるとしたら、知りたくないですか?
「またまた、そんなバカな」と思ったかもしれません。
でも、実際に存在します。
答えを先に言うと、価値観教育という手法です。
これは、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)と呼ばれるマーケティング手法の一部です。
DRMでは、集客 → 教育 → 販売の3ステップを踏むことで、売上を最大化します。
ところが、この真ん中にある教育を飛ばして、集客から販売に直行してしまっている人が、本当に多いんです。
教育とは、言い換えれば、販売の前に、お客さんの価値観を変えておくことです。
この教育を挟むと、何がすごいのか。
誇張抜きに、売上が5倍、10倍と変わってきます。
お客さんからは感謝されます。
ゴリゴリのセールスをしなくても、お客さんのほうから商品を求めてやってきます。
商品の売れ方が、根本から変わるんです。
そこで今回、セールスの前に行う価値観教育の基礎講座を作りました。
ぜひ、本章で最後まで学んでみてください。
とはいえ、ここまでの話は少し抽象的ですよね。
なので、僕の事例でお話しします。
動画編集をやりたい人なんてほとんどいなかった状態から、教育を挟んだことで、業界ナンバーワンの講座になった話です。
動画編集をやりたい人がいない時代に動画編集講座を売る
僕の会社には、Movie Hacksという動画編集のオンライン講座があります。
リリースは2019年2月。
これまでに1万人以上が受講してくれて、累計の売上は7億円になりました。
オンラインの動画編集講座としては、業界最大手です。
ここで、当時の状況を思い出してみてください。
当時、個人で稼ぐ方法といえば、プログラミングやブログが一般的でした。
動画編集者という職業は、まだほとんど知られていなかったんです。
「動画編集を学びたい」と思って講座を探している人は、世の中にごくわずかでした。
普通に考えたら、こうなりますよね。
「そんな小さな市場に講座を出しても、買う人がいないんじゃないか?」
「もっと需要がはっきりしている分野でやったほうが、賢いんじゃないか?」
その懸念は、正しいです。
教育というものを知らなければ、この講座を売るのは相当苦労したはずです。
僕は「これからの副業といえば動画編集」という教育をした
じゃあ、動画編集が流行っていない時代に、どうやって販売したのか。
それはシンプルです。
「これからの副業といえば動画編集」という教育をしました。
具体的には、Xやブログ、メルマガで、下記のようなことを伝え続けました。
- なぜ、会社の給料だけに頼り続けるのは危ういのか
- なぜ、スキルをつけると人生の自由度が上がるのか
- なぜ、これからの副業といえば動画編集なのか
- なぜ、未経験からでも仕事が取れるようになるのか
動画編集ソフトの使い方は、ほとんど発信していません。
実際のXの投稿は、こんな感じです。
「大卒の初任給は大体20万円。みんなこの20万円にすがって、なかなか行動できないけれど、20万円稼げるビジネスは山ほどある」
「40歳以上の経営者と話すと、初期費用が1000万円以上かかる事業で起業されていることが多い。今は動画編集・プログラミング・デザインなど、初期費用10万円で始められる独立方法がある。学生でも1ヶ月バイトしたらスタート可能」
ちなみに、僕の無料メルマガの名前は「スキルをつけて人生の自由度をあげるメルマガ」です。
「動画編集メルマガ」ではありません。
入口を「動画編集に興味がある人」ではなく、「人生の自由度を上げたい人」に向けて開けているんです。
同時に、僕自身のことも知ってもらいました。
1年間本気でブログを書いて月収273円だったことも、なぜ教育の事業をやっているのかも、隠さずに話してきました。
その結果、1万人以上が受講してくれました。
買ってくれたのは、最初から動画編集をやりたかった人ではありません。
会社の給料だけに頼るのが不安な人、個人で稼ぐ力をつけたい人、場所に縛られずに働きたい人です。
つまり、本来なら動画編集講座の見込み客とは見なされない人たちです。
教育とは、本来見込み客ではなかった人を、見込み客に変えてしまう手法なんです。
教育が終わった人に、案内するとどうなるか
こういう発信を毎日のように読んでいる人の頭の中は、だんだんこう変わっていきます。
- 会社の給料だけに頼るのは、たしかに危うい
- スキルをつければ、自分にも道がありそうだ
- 動画編集なら、10万円あれば始められるらしい
- でも、具体的に何から始めればいいのかが分からない
- この人の言うことは信用できる
この状態の人に、「動画編集をゼロから学べる講座があります」と案内したら、どうなるでしょうか。
「待ってました」になります。
以前、友人から「10万円で何か始めたい」と相談されたことがあります。
僕は「まず動画編集ソフトを契約して、うちのスクールを受けてみて。本気ならね」と答えました。
2ヶ月後、彼から「仕事が取れて、月20万円稼げた」と報告が来ました。
彼は動画編集がやりたかったわけではありません。
「10万円で何かを始めたかった」だけです。
でも、その10万円の使い道として動画編集が一番いい、という価値観がすでにできていたから、一言の案内で動けたんです。
逆に、何の教育もせずに、いきなり「動画編集講座です。69,800円です」とだけ出していたら、どうなっていたか。
間違いなく、ほとんど申し込みはなかったと思います。
読んだ人は動画編集にも、僕にも、興味がないんですから。
知人の経営者Oさんの事例:寝具を「布団を買いたい人」に売るのをやめた
同じことが、まったく別の業界でも起きています。
僕の知り合いに、Oさんという経営者がいます。
Oさんは以前、ある寝具メーカーのコンサルに入りました。
100年近く続いている老舗です。
ただ、そのメーカーには悩みがありました。
新規のお客さんが取れない。
良い寝具は高くて、なかなか買ってもらえない。
普通、寝具メーカーのお客さんといえば、「布団を買いたい人」や「ベッドを買い替えたい人」だと考えますよね。
でも、寝具に30万円、40万円を払いたい人なんて、そもそもあまりいません。
パイが狭いんです。
そこでOさんは、売る相手を変えました。
経営者やビジネスマンに向けて、「仕事のパフォーマンスを上げたい人」に売ることにしたんです。
気持ちよく寝るためだけに、30万円、40万円は出せません。
でも、自分のパフォーマンスを上げるためなら、それくらい払う人は全然います。
サプリメントなどに、それくらいのお金を使っている人は珍しくないですよね。
とはいえ、「パフォーマンスが上がる寝具です」と言うだけでは売れません。
だからOさんは、こういうことを教育していきました。
- 睡眠の質が、仕事の成果にどれだけ影響するのか
- 成果を出しているビジネスマンが、どれだけ睡眠に投資しているのか
- この寝具が、パフォーマンスアップにどれだけ役に立つのか
その結果、圧倒的に売れるようになったそうです。
話はここで終わりません。
「睡眠にこだわったらどうなるか」という同じ切り口で、横に広げていきました。
スポーツ選手やアスリート。
受験を頑張りたい子どもを持つ親御さん。
どちらも、「布団を買いたい人」ではありません。
教育というアプローチを使うと、一見関係なさそうなところからも、お客さんを獲得できるようになるんです。
教育で起きる3つのこと
1成約率が上がる
案内する前に、欲しい理由も、信じる理由も、もう相手の中にできています。
当然、同じ案内でも売れ方が変わります。
2見込み客の範囲が広がる
これが一番大きいです。
「動画編集を学びたい人」にしか売れなかったものが、「個人で稼ぐ力をつけたい人」に売れるようになる。
分母が何十倍にもなります。
寝具の事例なら、「布団を買いたい人」にしか売れなかったものが、「仕事のパフォーマンスを上げたい人」に売れるようになった、ということです。
3ライバルと競合しなくなる
ライバルのほとんどは教育ができないので、最初から「動画編集を学びたい人」「布団を買いたい人」を集めようと躍起になっています。
小さなプールで、少ないお客さんを奪い合っている状態です。
教育ができる僕たちは、「稼ぐ力をつけたい人」「パフォーマンスを上げたい人」という、とてつもなく大きなプールから集客すればいい。
ものすごく楽ですし、売上を伸ばすのも簡単です。
まとめ
価値観教育とは、あなたの商品が欲しくなる前提となる価値観を、販売より前に、お客さんの中に作っておくことです。
教育ができると、成約率が上がるのはもちろん、本来は見込み客ではなかった人まで、見込み客に変えることができます。
これができると、冗談抜きに売上の桁が変わります。
そして、コンサルもできるようになります。
多くの会社には、いまだに「お客さんを教育する」という概念がありません。
商品を探している人に、いきなり売り込むことしか頭にないんです。
だからこそ、教育ができる人は、どの業界に行っても重宝されます。
寝具メーカーに入ったOさんが、まさにそうでした。
1つだけ注意があります。
伝える価値観は、本当のことだけにしてください。
「動画編集なら10万円で始められる」は事実です。
だから受講した人が結果を出して、その実績がまた次の人への教育になる。
ここが嘘だと、この循環は1周で終わります。
絶対不可欠の7つの教育
商品によって教育の内容は変わる、ということをお伝えしました。
しかし、どんな商品を売る場合でも、絶対に欠かすことのできない7つの教育というものがあります。
よく知られているのは6つですが、この講座では、僕が入口に1つ足して、7つにしています。
知っている人からしたら当たり前の内容もあると思いますが、改めてここで学んでみてください。
- 興味の教育
- 信用の教育
- 目的の教育
- 問題点の教育
- 手段の教育
- 投資の教育
- 行動の教育
次から、ひとつひとつ説明していきます。
STEP 2 · +20 XP
アウトプットする
このレッスンで学んだことの感想や、自分なりのまとめを自由に書いてください。
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STEP 3 · +30 XP(クリアでさらに +20 XP)
行動する
大きいプールの人が自分の商品を欲しくなるために、事前に変わっていてほしい価値観を「なぜ〜なのか?」の形で5つ書き出す。
- 💡 例: 「なぜ、これからの副業といえば動画編集なのか?」。書き出した5つが、そのまま教育で伝える内容の目次になる
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